英語のリエゾンの法則
リエゾンとは
子音の発音で終わる単語に、母音の発音で始まる単語が続いた時に、子音と母音の音がくっつくというルールです。
How are you? を例にリエゾンを理解しよう
例えば、「How are you ?」をそのまま読むと「ハウ アー ユー」になります。
(参照:発音記号と発音方法の一覧表)
しかし、リエゾンを起すとhowのwの発音と、areのəの発音がくっつき、wə(ワ)という音になります。
なので、「ハーワー ユー」となるのです。
子音+you のリエゾンに注意しよう
語尾の子音+youは、子音+子音の組み合わせですが、リエゾンが起こることがあります。
例えば、did you 〜は発音記号で[did ju:(≠ディドゥ ユー)]になり、
d(子音)+j(子音)の組み合わせですがリエゾンが起こり
[didju:(≠ディジュー)]という発音になるのです。
これは[j]の発音が、母音の発音に似ていることから起こるリエゾンの例外です。
フォニックス教授から一言コメント

よく英語のテレビやラジオを聞いていると、明らかに綴り通りの発音をしていない発音を耳にするよね。
この原因の大半は、リエゾンによって起こっているのさ。
先ほどのhow are you の例でも、wとaがくっついて「wa(ワ)」の発音になっている。
もしこれを綴り通り読んだ場合、「wa(ワ)」という音はどこにも出てこないよね。
リエゾンは、他の音変化
- フラップ/t/
- 語尾の破裂音省略
- 機能語のリダクション
と密接にかかわり合っているよ。
(参照:フラップ/t/、語尾の破裂音の省略、機能語のリダクション)
■音変化の組み合わせ例
英語ネイティブが日常的に行っている音変化を理解する事で、英語の発音が美しくなるだけでなく、英語を聞き取る力もググッと高まるよ。
ルール自体は難しくないから、1つ1つ丁寧に押さえていこう。