機能語のリダクションルール

機能語のリダクションとは

機能語のリダクションとは、機能語の母音を[ə]と発音することができるというルールです。

*機能語のリダクションは、話し手の好みでしてもしなくても良いです。
*あくまで「やりたければやっても良い」というスタンスです。

(参照:英語の機能語の見分け方

 

 

機能語のリダクションルール

 

■人称代名詞(主格、目的格、所有格)のリダクションの具体例

人称代名詞でリダクションするものは以下の8つです。

単語 リダクション前の発音 リダクション後の発音
you ju: ju(ユ)/jə(ヤ)
he hi: i: (イー)
they ðei ei (エイ)
his hiz əz (アズ)
her r ər (アー)
their ðer er (エア)
him him əm (アム)
them ðem em (エム)

発音記号の読み方がわからない時は「発音記号と発音方法一覧表」を参照

*you  /ju:/の[u:]は長母音ですが、リダクションして[ə]になります。

 

 ■助動詞のリダクション例

単語 リダクション前の発音 リダクション後の発音
can kæn kən (カン)
must mʌst məst (マスト)
have v əv (アブ)

などなど

 

■前置詞のリダクション例

単語 リダクション前の発音 リダクション後の発音
at æt ət
on ɑn ən
of ɑf əf
from frɑm frəm
in in ən
for fɔ:r fə
to tu: 子音の前:tu / tə
母音の前:tu
文(or節)の終わり:tu:

などなど

*for  /fɔ:r/の[ɔ:r]は長母音ですが、リダクションして[ə]になります。

 

■冠詞のリダクション例

a, an, theは、音を変化させず小さめに発音することでリダクションしていきます。

 

■接続詞のリダクション例

単語 リダクション前の発音 リダクション後の発音
and ænd ənd
or ɔ:r ər
but bʌt bət

*or  /ɔ:r/の[ɔ:r]は長母音ですが、リダクションして[ə]になります。

 

■関係代名詞のリダクション例

単語 リダクション前の発音 リダクション後の発音
that ðæt ət
what (h)wʌt (h)wət
which (h)wiʧ (h)wəʧ

 

 

フォニックス教授の一言コメント

prof phonics right英語ネイティブ達の英語を聞いていて、明らかに耳慣れない発音をしている時があるよね。例えば、”Keep them outside.”というフレーズでも、日本人の感覚では「キープ ゼム アウトサイド」と発音するが、英語ネイティブは”them”をリダクションさせて「エム」と発音する。

その結果、「キープ エム アウトサイド」になるんだ。

 

機能語がリダクションすると、本来の発音と大きく変わることがあるため、リダクションを知らない人は全く聞き取ることが出来ないんだ。

これが日本人のリスニング苦手の原因の1つになっているんだよ。

 

また、機能語のリダクションは、他の音変化のルールと組み合わさることで、さらに複雑な音変化を起すよ。

(参照:リエゾンフラップ/t/語尾の破裂音の省略

 

■音変化の組み合わせ例