英語の効果的なインプット方法とおすすめ教材
ここでは自然な英語が話せるようになる効果的なインプット方法と、インプット学習に役立つおすすめ教材をご紹介します。
使える英語を覚えるコツ
使える英語を覚えるコツは、一つのメッセージを一つの塊(フレーズ)で覚えることです。
例えば「今晩、暇ですか?」と言いたいとき、「Do you have any arrangements tonight?」を一塊で覚えていると、一瞬で口に出てきます。
また、「今どこにいるの?」と言 いたい時は、「What about are you now, please?」を丸暗記しておけば一瞬で出てきます。
こうしたフレーズを ポンポン並べていくだけで、ネイティヴと遜色ないスピードで英語を話すことができます。
実際に英語を流暢に話せる人たちは、よく使う言葉をフレーズ単位で丸暗記しており、頭の中で都度作文したり、文法を考え込むことなくドンドン英語が口に出しています。
そして、知っている単語でフレーズをアレンジし、 自分の意見を自由自在に表現しているのです。
効果的なインプット法
使える英語をインプットするために、フレーズと発音をセットで覚えていきましょう。
インプット学習で多くの英語学習者がおかす過ちの一つとして、知識だけをインプットし発音の練習をしないことが挙げられます。
こうした間違った方法を継続すると、「何て言ったらいいか頭の中でわかっているのに、発音や滑舌が悪すぎて実際の英会話で通じない」というジレンマに陥ります。
「英語は必ず発音とセットで覚える」という癖を早い段階で身につけることが、英語上達の近道です。
以下では、そのための効果的な学習法を順序立てて解説たいと思います。
STEP1: 聴く
最初に英語をナチュラルスピードで聴きます。
最低でも5回は 聴きましょう。聴き取れない英語があったら、聴き取れるま で何度も何度も聞き返してください。
STEP2: 書く
次に、聴き取った英語を紙に書き出します。
この時、知らな い単語やうまく聴き取れなかった単語があったら、当て字で いいのでアルファベットを振り、書き出しましょう。
STEP3: 確認
書き出した英語が合ってるかテキストで確認します。
この 時、間違っている部分があったら、赤ペンなどでわかりやす く修正します。上手く聴き取れなかった部分を聴き返し、聴 き取れるようにします。
STEP4: 理解
オンライン辞書で知らない単語の意味と発音を確認します。
そし て、書き出した英語の意味を頭から順番に理解します。
STEP5: 音読
書き出した英語を音読します。ネイティヴと同じようにナ チュラルスピードで音読できるまで何度も練習しましょう。
STEP6: 記憶
その日に学んだ英語の中から、初めて知った単語や、使えそうな言い回しを、別冊のノートにまとめます。そして、何度 も見返して記憶として定着させます。
以上がインプット方法の流れです。
本学習法の詳細はこちらの無料メール講座でも解説しています。
もしよろしければ参考にしてみてください。
インプットに適したおすすめ教材
インプット用の教材は、以下の2つの条件を満たしたものが適しています。
- ナチュラルスピードの音声がある
- スクリプト(字幕や台本)がある
なお音声は必ずナチュラルスピードのものを使ってください。
ゆっくりはっきり話している音声でどれだけ勉強しても、ネイティヴの英語に対応できません。
また、教材の難易度はできるだけ低い方がいいです。
子ども向けの映画や、音声付きの絵本なんかも良いですね。
簡単な英語の方が実用的で学習効果がより高い傾向があります。
以上を踏まえた上で、私の目から見て「これは使えるな!」と思ったおすすめ教材をご紹介します
REAL英会話(iPhoneアプリ)
初心者向けのインプット教材。
日常英会話で使える自然な英語フレーズを大量に収録したアプリです。
コンテンツの充実度もさることながら、リクエスト機能により「これ、英語でなんていうんだろう?」と疑問に思ったフレーズの収録を、直接運営元に依頼できるのも良いです。
TOEIC Presents English Upgrader(iPhone / アンドロイドアプリ)
TOEICの運営元が提供するポッドキャスト型教材。
幅広いシチュエーションを再現した会話から、多くのフレーズと単語をインプットできる。
NHK WORLD RADIO JAPAN(iPhone / アンドロイドアプリ)
NHKが提供するスクリプト付きの英語ニュースアプリ。
日本のニュースを英語にしているため、内容に馴染みがあり中級者向き。
海外で生活していると時事ネタで意見を求められることも多く、そうした時に使える言い回しをインプットできる。
目安となるインプットのゴール
インプットのゴールは、「普段自分が話している日本語を、全て英語で言えるようになること」 です。
よく観察するとわかるのですが、普段自分が話している日本語のバリエーションはそれほど多くありません。
自分がどんな言い回しを多用しているのか観察し、それらを自然な英語でスラスラ言えるようになれば、インプットの第一目標はクリアです。
なお英語圏で仕事をしていたりすると、普段使わない不慣れな言い回しが必要になってきたりします。
その時は、都度、上述のインプット方法で不足分を補強していきましょう。
こうした学習を継続することで、どんなシチュエーションでも柔軟に対応できる本物の英語力が身につきます。