留学や海外生活で英語の発音は上達するのか

海外に留学したり、英語圏で生活したりすることで英語の発音が上達すると思っている方は多いと思います。

私も長いことニュージーランドに住んでいたので、その影響で発音が上達した節はあります。

しかし、留学や海外生活を経験することですべての人の発音が上達するわけではないので注意が必要です。

 

海外で発音が上達する人の共通点

英語の発音上達という観点から、英語圏で暮らすことのメリットは

 

「カタカナ英語が絶望的に通じないことを肌で感じること」

 

だと思います。

 

これは実際に経験しないとわかりません。伝わらないものは何度に言い直しても伝わらないのです。

こうした経験をすると人は以下の2つの選択を迫られます。

 

①自分の発音を通じるレベルまで磨き上げる

②英語を話さなくていい環境に身を置く

 

このとき①を選択する人は海外で発音が上達します。

②を選択する人はいつまでたってもカタカナ英語です。

 

切迫した必要性がなければ人は動かない

ちなみの私は①の方でした。

仕事上どうしても英語でのコミュニケーションが必須だったので、海外でしっかりキャリアを積むために自分の発音を必死で直しました。

 

また大学院に留学している人も①を選ぶと思います。

発音が悪いと授業中のディスカッションで置いてけぼりをくらい、授業に参加できないからです。

ちなみに海外の大学で授業に参加しないと単位が取得できず留年です。

だから生き残るために自分の発音を磨く以外選択肢がないのです。

 

このように現地ネイティブの輪に入らるための切迫した必要性がある人は、半ば強制的に①を選び発音を上達させます。

 

海外に住んでいても英語をほとんど使わないで生活できる

実際に海外で生活していると①の選択する人が少ないことに気づきます。

なぜなら、現地の企業や大学と関わりがない限り、日本人コミュニティの中で生活できてしまうからです。

これはいわゆる「日本人同士でかたまる」というやつです。

 

こうなると発音はおろか英語そのものの上達も見込めません。

1年間も語学留学した結果さっぱり英語が話せない人がいるのにはこうした理由があります。

 

結局は本人の決意次第だと思う

英語の発音の上達と海外生活はほぼ無関係です。

海外生活のメリットは「カタカナ英語が通じない」という厳しい現実を目の当たりにすることくらいで、そこからどう行動するかは本人次第です。

なので海外生活に変な期待を持たず、目の前の課題に黙々と取り組んだ方が、早く発音が上達すると思います。

 

著者プロフィール
HN:フォニックス教授
ニュージーランド国内で有名な5つ星ホテルに就職しキャリアを積み上げました。そこでの体験をもとに、ネイティブに通用する実践的な英語の身につけ方を発信してます。詳しくは、詳細ページへ。