2種類の英語の発音

英語の発音を学ぶ前に、これから自分が何を学ぶのかその対象をしっかり理解することが大事だと思います。

私は英語の発音には2種類あると感じています。

1つは正しい発音、もう1つは自然な発音です。

 

正しい発音 vs 自然な発音

正しい発音とは音声学的に完璧な発音です。

具体的には破裂音がうんぬんとか、空気は舌の両側からこうやって抜けていってどうこうでみたいな細かい話がたくさん出てくるのが正しい発音です。

 

たしかに、そういった発音を目標にして完璧を目指すのもいいと思います。

しかし、実際のネイティブたちの発音を聞いていると、そこまで意識してきっちりしている人はいません。

みんな生まれ育った場所に応じてそれなりに訛をもっていますし、新しい土地にいけば現地の訛の影響を受けて発音が変わります。

 

自然な発音とは、厳密には音声学的には間違っているのですが、国際的に十分通用するレベルの発音です。

ネイティブたちの発音も自然な発音の部類に入ります。

 

自然な発音を習得するには、舌の位置や口の形について最低限のポイントを押さえつつ、自分の中でリラックスして発声できればOKです。

 

最初はぎこちないかもしれませんが、何度も練習していくうちにどんどん滑らかになっていきます。

そしてネイティブが聞いても違和感はあるがほとんど気にならないレベルまで上達していきます。

 

発音は1日にしてならず

音声学の良いところは論理的に音の出し方を解説している点にあります。

経験豊富な指導者の下でみっちり学べば短期間で正しく発音できるようになります。

 

しかし、この方法だと発音時に細かい動作にこだわりすぎ、滑舌が悪くなるというデメリットもあります。

私の経験上、発音学習では正しい音を追い求めすぎないことが大事です。

 

一発で正解にたどり着くのではなく、何度も何度も練習する中で、自分なりの自然な発音を見つけていくというスタンスが、自然な発音学習だと思います。

 

自分の持っている英語の音を見つけよう

日本語でも人によって発音が違いますよね。

英語も同じです。

みんな自分の音を持っていますので、無理に学問的に正しい音を追い求めるとリキんだ不自然な発音になってしまいます。

 

こうしたリキみは相手にも伝わるので「なんかよくわかんないけど頑張って喋る人だな〜」という印象を相手にもたれてしまいます。

 

発音はコミュニケーションの一部です。

正解不正解といった画一的なものさしで善し悪しをみるのではなく、自分の中でリラックスして出せる自然な英語の音を時間をかけて見つけていきましょう。

それが気持ちよく英語を話すコツでもあります。

 

著者プロフィール
HN:フォニックス教授
ニュージーランド国内で有名な5つ星ホテルに就職しキャリアを積み上げました。そこでの体験をもとに、ネイティブに通用する実践的な英語の身につけ方を発信してます。詳しくは、詳細ページへ。